リクルート(当協会賛助会員)は、2003年1年間に首都圏で新築分譲マンションを購入した契約者を対象にした「首都圏新築マンション契約者動向調査」の結果をまとめた。この調査は、マンション契約者の購入動機や購入行動を把握するため1999年から実施しているもので、今回の集計対象は4616件(2002年は5873件)。 それによると、2003年の新築マンション購入者の特徴は、「金利が安い」という購入理由を挙げた割合が2002年から9.2ポイントアップして36.8%に上っている。特に住宅金融公庫の基準金利が過去最低の水準(2.00%)に並んだ2003年7〜9月期に購入した割合が全体の46%を占め、年間ローン返済額は、2002年の141万円から125万円に16万円減少している。 また、贈与を受ける割合が増加しているのも特徴で、その割合は2002年の30.1%から34.5%に4.4ポイント増加している。その平均贈与額は683万円(2002年569万円)で、贈与額1000万円以上の割合は全体の25.4%(同15・3%)に上っている。贈与を受けている年齢層は、30歳代前半のほかに、40歳代、50歳代以上にも広がっている。この点についてリクルートでは、「住宅取得資金贈与の特例に加えて、2003年1月から相続時精算課税制度が選択できるようになり、この制度の活用が進んでいるためではないか」と分析している。 一方、ライフステージ別の特徴をみると、シングル女性世帯では、全体の3分の2近くが23区内のマンションを購入しており、その平均自己資金は1102万円で、購入物件の価格は平均3337万円であった。なお、「1000万円以上」の贈与を受けている割合が増加しているのは、シングル女性世帯と夫婦のみ専業主婦世帯。 調査結果の概要は、次の通り。 (1) 2003年の購入者全体の自己資金は平均1048万円(2002年1137万円)で、購入物件の価格は平均3892万円(同3876万円)。 (2) 購入前の賃貸に比べて、月々の支払いは2万円アップするものの、住戸面積は49.1平米から75.4平米に26.3平米広くなったうえ、平米当たり住居費でも、賃貸では2043円(管理費含む)であるのに対し、契約住戸は1607円(月間返済額に管理費・修繕積立金を加えて算出)と安く、新築でしかもコストパフォーマンスも大幅に改善。 (3) ローン返済額は、月額11.8万円から10.4万円に1.4万円減少し、ゆとりのある返済計画になっている。 (4) 環境の選び方では、「イメージの良いエリア」「通勤アクセスの良いエリア」「生活環境の良いエリア」など、自分の暮らしに合ったエリアを重視する割合が増加してきている。 【問合先】事業企画室事業システムグループ 03−3575−7217
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