不動産経済研究所がまとめた今年1〜6月上半期の「首都圏・近畿圏新築マンション市場動向」によると、首都圏の上半期の発売戸数は2万171戸で、前年同期(1万5888戸)比27.0%の大幅増加で、2004年以来、6年ぶりに前年水準を上回った。エリア別にみると、千葉県が7.4%減少したのを除き、東京都区部が33.1%増、東京都下41.0%増、神奈川県16.3%増、埼玉県55.6%増と二桁の増加となった。月間契約率の平均は78.9%で、好不調の目安となる70%ラインを突破し、前年同期(68.6%)に比べても10.3Pも上回っており、売れ行きは好調に推移している。 一方、近畿圏の発売戸数は1万231戸で、前年同期(1万157戸)比0.7%増となっており、大阪市部や兵庫県下、奈良県、滋賀県、和歌山県は減少したものの、大阪府下や神戸市部、京都市部が増加したことから、全体では僅かながらプラスとなった。月間契約率の平均は69.1%で、前年同期(58.1%)を11.0P上回っており、売行きは回復傾向を見せている。
《首都圏の上半期市場》
[全体の発売戸数]=2万171戸(前年同期比27.0%増)で、上半期としては2004年以来、6年ぶりに前年水準を上回った。
[地域別の発売戸数] ◇東京23区部=9098戸(同33.1%増)◇東京都下=2035戸(同41.0%増)◇神奈川県=4648戸(同16.3%増)◇埼玉県=2576戸(同55.6%増)◇千葉県=1814戸(同7.4%減)。千葉県の1桁台の減少を除けば、東京23区部や東京都下、神奈川県、埼玉県が大幅な伸びをみせている。
[月間契約率の平均] 78.9%(同10.3Pアップ)。継続販売分を含めた累積契約率は88.0%(同9.3Pアップ)。
[価格の動向] ◇戸当たり平均価格=4712万円(同5.2%上昇)◇平米単価=65.7万円(同4.1%上昇)。
[地域別の価格動向] ◇東京23区部=平均価格5479万円(同7.5%上昇)、平米単価82.0万円(同6.4%上昇)◇東京都下=同4612万円(同5.0%上昇)、同60.6万円(同3.1%上昇)◇神奈川県=同4140万円(同3.7%下落)、同56.0万円(同4.6%下落)◇埼玉県=同3723万円(同5.8%上昇)、同50.2万円(同3.3%上昇)◇千葉県=同3845万円(同7.2%上昇)、同46.9万円(同4.0%上昇)―神奈川県のみが平均価格、平米単価とも下落した。
[7〜12月下半期の発売予測] 下半期の発売見込みは2万3600戸で、前年同期(2万488戸)に比べ15.2%増を予測。うち◇東京23区部=1万800戸◇東京都下=2400戸◇神奈川県=5400戸◇埼玉県=2900戸◇千葉県=2100戸。年間では4万3000戸の発売を見込んでいる。
《近畿圏の上半期市場》
[全体の発売戸数] 1万231戸(前年同期比0.7%増)。2007年上半期以来、3年ぶりに前年水準を上回った。
[地域別の発売戸数] ◇大阪市部=2590戸(同11.8%減)◇大阪府下=3754戸(同5.7%増)◇神戸市部=1249戸(同35.8%増)◇兵庫県下=1047戸(同5.1%減)◇京都市部=705戸(同80.8%増)◇京都府下=400戸(同189.9%増)◇奈良県=128戸(同50.0%減)◇滋賀県=248戸(同66.9%減)◇和歌山県=110戸(同1.8%減)。
[月間契約率の平均] 69.1%(同11.0Pアップ)。継続販売在庫を含めた累積契約率は81.6%(同11.3Pアップ)。
[価格の動向] ◇戸当たり平均価格=3419万円(同2.7%下落)◇平米単価=48.1万円(同2.6%上昇)―と、平均価格は2年連続の下落、平米単価は2年ぶりに上昇。
[7〜12月] 下半期の発売予測]発売は約1万2000戸で、前年同期(9627戸)に比べ24.6%増を予測。年間では2万2000戸程度を見込んでいる。
〔URL〕 http://www.fudousankeizai.co.jp/Icm_Web/dcPg/Mn_Doko.html 【問合先】企画調査部 03−3225−5301
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